文庫幼稚園

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2017.07.14

日常

終業式

 

日はこっぱ村広場の八重桜の木に、アブラゼミが留まっていました。

ジージーと鳴き、本格的な夏の到来を感じさせました。

虫博士の子どもたちが大勢いるさやま幼稚園ですが、今日は飼育ケースから

カブトムシが逃げ出してしまい大騒ぎとなりました。いつもはケースの中でおとなしく

昆虫ゼリーを食べているカブトムシですが、自然の中では飛ぶ姿を見かけます。

子どもたちもびっくりしたようです。しかし、年長のお兄さんが捕まえてくれました。

大切なカブトムシが戻って来て一安心の年中さんでした。

明日から夏休みになるので、生き物コーナーのアカガエルを池に放したり、

羽化したツマグロヒョウモンを空に放すことにしました。

保護者の方々からいただいた幼虫が無事に羽化し、合計6匹美しいオレンジ色

成虫になりました。ヒラヒラ飛んでいる蝶をじっくりと観察する機会はなかなか難し

いと思いますが、保護者の方々のお蔭で観察することができました。ありがとうござ

います。「チョウチョさんとバイバイするよ。」と呼び掛け、職員がケースを開けるや

否や「あっ!」と言う間に素早く飛んで行ってしまいました。そのあまりに速い羽ば

たきにあっけにとられ、前回のようにしんみりする間もなく、子どもたちも職員も

苦笑いしていたのでした。でも、元気に飛んで行ってくれて安心しました。

 

オシロイバナでマニュキュア遊びをしていた子どもたち。

女の子はお洒落さんですね。素敵な指先を見せてくれました。

年長さんの様子を見てひよこさんも真似をして見せてくれました。

「みんなの池」で集まっている子どもたちが、ヤゴの抜け殻を見つけました。

「なんのヤゴなんだろうね?」「シオカラトンボじゃない?」と年長さん。

子どもたちは昆虫の名前もよく知っています。

 

「蝉の羽を見つけたよ。」と、見せてくれた年長さん。

透き通ってとても美しい羽でした。

今日は年長さんからうまれたばかりのトカゲのあかちゃんを見せてもらいました。

子どもの小指より小さなかわいいあかちゃんです。

初めて見た子どもたちや職員も多くいてそのかわいさと、しっぽの美しさに感動しました。

 

猛暑が続いていますが、木陰はとても涼しいです。

段の上で寝そべっている年中さんが気持ちよさそうでした。

 

自然が大好きな子どもたちは、植物を見つめるまなざしも素敵です。

年長さんが植えた百日草が色鮮やかに咲いていますが、その様子をじっくりと

見ていた女の子がいました。「わたしこれがかわいいと思うの。」と、小さな蕾を

指して教えてくれました。『美しいものを美しいと感じる子ども』『素直に言葉や

態度で表現できる子ども』に育ってほしいと願っていますが、さやま幼稚園の

子どもたちは素敵な感性をもっていると思います。

自然とかかわりながら好きな遊びを楽しんだ後、集合して終業式を行いました。

柾谷園長からは、「年長さんがたくさん良きお手本となってくれたので、年中さん、

年少さんも楽しく過ごせた1学期だったこと。リーダーの年長さんに続くように、年中

さんも頑張っていたこと。そして、年少さんは自分のことは自分でするようになったこ

とが、とても素晴らしかった。』という話がありました。園長にたくさん褒められ、

ニコニコ嬉しそうな子どもたちでした。

また、子どもたちの話を聞く態度も立派で、1学期間の成長を感じることができました。

明日からの夏休みは、病気や怪我などに気をつけけて楽しく過ごしてほしいと思います。

夏休み中の思い出として、夏季保育3日間の準備を進めていますので、どうぞお楽しみ

になさってください。

役員の皆様、保護者の皆様には多大なるご理解とご協力をいただきまして、誠にありが

とうございました。心よりお礼申し上げます。